介護職・資産運用ブログ

はじめまして!介護職キャリア10年目のアラサー男のパパオです。介護にまつわる話や日々の子育て、以前から興味があった資産形成について書いています。ブログ初心者ですが1人でも多くの方に共感してもらえるブログ作りを目指していきます!

介護保険制度について考えてみた!①

どーも!パパオです!

 

今回は介護保険制度について考えてみたいと思います。

(かなり簡単な説明になっているので詳しく知りたい方は検索してみてください。)

 

介護保険制度って聞いても若い人にはよくわからないと思います。制度ができたのは割と最近の事で2000年に施行されています。なぜこの介護保険制度ができたのかというと高齢者介護のニーズが爆発的に増えて、制度開始以前の行政が行っていた措置制度では立ち行かなくなってしまったからです。

 

それまでの措置制度では行政庁(県や市町村など)で介護が必要と判断した時に必要なサービスを決めるという方法でした。しかも応能負担と言って、お金をたくさん持っている人がたくさん払わなければいけない制度だったのです。なので、市町村から認めてもらえなければサービスを使う事はできないし、使えたとしても費用が高額なので利用を続けるのが大変という感じでした。

 

介護保険制度が施行して変わった大きなこととして、「措置から契約へ」という言葉が挙げられます。今までは行政庁の決定が必要でしたが、個人が事業所と契約してサービスを利用できるようになったのです。

 

また保険制度なので被保険者から保険料を徴収してサービス提供を行う形に変わったので、費用面の負担も応益負担に変わり、以前の措置制度のような高額な利用料を支払うことはなくなりました。

 

また介護保険制度の施行に伴い、今まで介護と関係のない業界の人たちも介護業界に参入するようになります。今では不動産業界や家電業界など様々な業界で介護の事業所を立ち上げるようになりました。介護の社会化ともいえるのですが様々な事業所ができたことで利用する人も色々と比較検討したりできるようになりました。

 

このようにして介護保険制度が施行されて来年で丸20年となります。20年経ってどう変わっていったでしょうか?

 

20年も経つと当初考えていた事と違うということがあっても不思議ではないと思います。少子高齢化のスピードはますます加速し、介護離職やダブルケアといった言葉も耳にする事が増えました。また高齢者虐待や痛ましい介護職による事件など連日ニュースなどでも見る機会が増えたように感じます。個人的には介護保険制度ができて高齢者が安心して暮らせるようになったとは言いにくい状態です。

 

制度は万能な物ではありません。この介護保険制度も3年おきに改正されているのですが、改正のたびに改悪ともいえるようなサービス縮小や費用負担の増大などが起こっています。これについては次回詳しく解説していきたいと思います。

 

最期まで読んで下さりありがとうございました。